[2/7/2000]

天罰じゃーぁ。

 グスン、グスン。もう泣くしかありません。

 とうとうやってしまいました。長年にわたりためてきた貴重なデータ、全ておじゃんです。
 もちろん、ほうぼうにバックアップが残してあったりするので、まぁ、50%ぐらいまでは回復したんだけど、でもねぇ。

 ことの顛末はというと・・・。
 ここのところずっと、リムーバブル・ケースを使って、複数のハードディスクを入れ替えながら、いろんなOSをインストールして遊んでいました。Windows98やWindows2000のBeta3、RC2、そしてLaser5Linuxなどなど。
 それ自体はとっても楽しいんだけど、リムーバブル・ケースの入れ替えって結構面倒くさくって、結局のところメインのWindows98しか使わない、そんな感じだったんです。
 そんな矢先に大須で発見したのが富士通アルファオメガソフト社の「Winux」なるIDEのハードディスク切り替え機。もっとも、かなり以前からあることは知ってたんだけど、ここにきて急に安くなったものだから、そろそろ買い頃かな、なんて感じでゲットしたんです。 嗚呼、悲しみのWinux。
 最初のうちは、これでWin98とWin2Kをデータは双方から利用する形で使って、結構快適だったんですよ。ジャンパピンを電気的にショートさせることで、マスターとスレーブを入れ替えて、スイッチによる起動ディスクの切り替えを実現する、まあこんな仕組みになっている訳です。
 ところが、調子に乗って、この環境でWin2Kのクリーン・インストールを行ってみたのが運の尽き。とっても親切なWin2Kのインストーラーは、Win98が入った方のハードディスクまで未フォーマットのディスクと認識してしまい、どうやらマスターブートレコードの情報を書き換えてしまったようなんです。
 うーん、こりゃ降参だ。Win98からは全く中身が見えないし、Win2Kからでも未ファーマットのディスクとしか認識されません。ということは、フォーマットしなければ全く使えないわけです。えーん、中に入っていたデータはどうなっちゃうんだよぉ。何とか吸い出す方法はないのかよぉ。

 いろいろ試してみたけど結局だめでした。潔くあきらめることにしました。
 リムーバブル・ケースを入れ替えて使っていれば全く問題なかったのに、魔が差したとしか言いようがありません。
 まぁ、でも考えてみると、こういうことって今までにも結構おきてるんですよね。原因はいつも決まって単なる思いこみとか、考え違いばかりなんだけど・・・。
 何事でもそうだけど、慣れてくると横着にもなるしね。

 何の慰めにもならないけど、まぁ、そういうことかということで、気分を変えて失われてしまった年賀状の住所録データの復旧に取り組むことにします。
 転ばぬ先の杖、ならぬ転ばぬ先のバックアップとはよく言ったものですね。

 日頃からくれぐれもバックアップに心懸けましょう。